readme_Q021-8_20190331.txt --------------------------------------------  Q021 うそをつく 後部分(92図)  1.LAJDB 原カード画像データベース    LAJDB_Q021-8_RUN_PUB01.zip  ランタイム版                      zip形式圧縮ファイル     圧縮ファイルの内容:       lajdb_q021-8_lx01_b01V2-02.USR    <= メインのデータベースファイ       wformQ021-8_lx01V1.USR         <= (語形)       lajp_ken2.USR               <= (県名)       item_all_V2.USR              <= (項目名)        LAJDB_Q021-8_RUN_PUB01.exe    <= ランタイムアプリケーション   *zip形式で圧縮してあります。解凍して利用してください。   *データベースを見るには,別途にデータベースのソフトは必要ありません。    ランタイムアプリケーションのファイルをクリックして,データベースを起動してください。    動作環境:WindowsXP以降の環境         (WindowsXP, Windows7, Windows10上で動作確認)  2.LAJDB エクセルファイル   (1)laj_q021-8_b01-01b.xls   エクセルファイル 形式1                    各地点の回答が1レコードになっている形式   (2)laj_q021-8_b01-01b2.xls  エクセルファイル 形式2                    各地点の各回答語形ごとに1レコードになっている形式   *エクセルファイルは圧縮してありません。  3.内容に関する注  (1)カードの整理番号の系列が複数ある。(このデータは系列8)     項目 Q021 は前部分(91図)と後部分(92図)の2枚の地図がある。     前部分(91図は整理番号の系列7,後部分(92図)は系列8に対応している。     それぞれを1項目相当として,扱う。     このデータは系列8,後部分(92図)である。     Q021 の系列8のデータを Q021-8 と表すことにする。  (2)整理番号のスタンプが連続せず,番号が抜けているケース。(整理番号2に欠番)     整理番号「8.0503」のカードなし。     下記(6-1)の「(b)山カードの整理番号:8.0504」に既出の問題。     原カードボックスも調べて抜けのないことを確認。     原因は不明だが,整理番号「8.0503」は欠番である。  (3)カードに整理番号のスタンプがないケース。(整理番号2に重複)     整理番号のスタンプのない語彙カードあり(*件)。       地点番号     重複して付与した整理番号       6479.26     8.1285       6533.31     8.1244       6564.33     8.1220     系列7の整理番号は押されているが,系列8の整理番号のスタンプがない。     整理番号が押されていないので,地図で記号を確認。     地図のスタンプと語彙カード上に記入された語形の間に矛盾のないことを確認。     配列順でソートしたときに正しく配列されるよう,同じ凡例語形で     近くの地点の整理番号を付与する。整理番号は重複する。  (4)後部分の凡例語形の頭のハイフン(ダッシュ)の入力の仕方     半角マイナス3個の連続「---」に置き換えてある。     澤木コードの「-」とのバッティングを避けるため。    (入力データの凡例語形中の半角マイナス1個「-」は澤木コード)  (5)地図の凡例語形の頭にあるハイフンについて          この系列8は後部分なので,基本的に凡例語形の頭にはハイフンがある。     例外的に,上にあるように凡例語形にハイフンがオプションのケース2件とハイフン     が全くないケース1件がある(下記(*),(*)参照)。      ハイフンがオプションになっているケース(2件):(---)CUKASU,(---)DAMASU      ハイフンが全くないケース(1件):DAMAKASU  (5)前部分と後部分の区切りに関する地図上の凡例語形および原カード上の記入について    ・凡例語形では,前部分と後部分に分けられる回答の場合は,後部分の末尾に     ハイフン(ダッシュ)が付されている。     各山カードに分類される語彙カードの上では,前部分と後部分の間に鉛筆で     縦棒「|」が引かれ,前部分と後部分が区切られている。     (語彙カードの記入の例) ウソ|ツク  (地点番号:0716.46)      (「|」は鉛筆で引いた縦の線。前部分と後部分の区切りを示す。)    ・凡例語形では,前部分がない場合は後部分の頭にダッシュ(ハイフン)     が付されていない。     語彙カード上では,前部分なしの場合,鉛筆で「□---」の記入がある。     (カード記入の例)□---|ダマカス (地点番号:1867.15)           ( 「□---」は鉛筆の記入。前部分がないことを示している。)  (6)山カードの凡例語形の表記と地図上の凡例語形が相違するケース   (6-1)山カードと地図で凡例語形に相違がある場合(後部分の頭のハイフンの有無以外の場合)   (a)山カードの整理番号:8.0407     (0223.021.9999.99.8.0407.hn.jpg)     山カード:動詞部分なし     地図の凡例語形欄:後部分がない    ・山カードに「動詞部分なし」と記入されているが,地図の凡例語形欄に「動詞部分なし」はない。    ・この山カードに分類される語彙カードとそれぞれに対応する地図のスタンプを突き合わせて確認。        0010.021.0897.91.8.0406.hn.jpg 地点番号:0897.91                          語形の記入:ヤマシモノ                          地図のスタンプ:後部分がない        0027.021.1747.55.8.0405.h0.jpg 地点番号:1747.55                          語形の記入:usokoki                          地図のスタンプ:後部分がない    ・山カードの「動詞部分なし」は,地図の凡例語形欄上の「後部分がない」に対応する。    ・山カードの記入とは異なるが,地図の凡例語形欄の「後部分がない」を凡例語形欄に入力。   (b)山カードの整理番号:8.0504     (0248.021.9999.99.8.0504.h0.jpg)    ・凡例語形欄にない語形が山カードにある。     山カード:SUYUI     地図の凡例語形欄:(対応する凡例語形が見出せない。)    ・山カードに「SUYUI」の記入があるが,地図の凡例語形欄には,当該語形がない。    ・この項目の地図の凡例語形欄および語形一覧に「---SUYUI」はなし。     語形一覧では「---SUYUI」は84図(Q022「灸をすえる」後部分)にのみ現れる。    ・この山カードに分類される語彙カードがない。    ・整理番号「8.0503」が抜けている。(この整理番号「8.0503」のカードがない。)     この山カードに分類される語彙カードがあれば,整理番号は「8.0503」になるはず。    ・データベース上で,系列7のデータの地点数と系列8のデータの地点数を数えると     いずれも1696で一致する。       ・凡例語形「SUYUI」の山カードがあり,この山カードに分類される整理番号「8.0503」     が抜けていることの原因は不明だが,先に処理済みの系列7で地点数に問題がなく,     系列8も同じ地点数であり,地図と語形一覧には「SUYUI」が見えないので,     LAJのデータとしてはおそらく問題ないものと考えられる。    ・この山カードに分類される語彙カードはないが,カードボックスの状態の記録として,     このまま残す。   (6-2)山カードと地図で凡例語形に相違がある場合(後部分の頭のハイフンの有無に関する場合)       (a)後部分の語形の頭のハイフンの有無に関する場合     (b)ハイフンがオプションになっている見出し語形     (c)ハイフンがない見出し語形   (a)後部分の語形の頭のハイフンの有無に関する場合     地図の凡例語形欄では凡例語形の頭にハイフンがあるが,     山カードの凡例語形の記入には語形の頭にハイフンがないケースが多数ある。     カードを確認の上,凡例語形の頭のハイフンの有無は,地図の凡例語形欄に従った。     入力した山カードの凡例語形(山カードに記入されている語形ではなく,データとして入力     した語形)のハイフンの有無とそれぞれの山カードで分類される語形(語彙カードに記入     されている語形)との間に齟齬のないことを確認した。   (b)ハイフンがオプションになっている見出し語形     ・ハイフンがオプションになっている見出し語形について,      回答語形における前部分の有無のチェック,確認をした。     .オプションのハイフンのある見出し語形は      「(---)CUKASU」と「(---)DAMASU」の2つの場合     (b-1)ハイフンがオプションのケース 1:(---)CUKASU       原カードへの編集時の書き込みに従えば,凡例語形欄にある「(---)CUKASU」では       なく,前部分のない単独の「---CUKASU」である可能性があるが,ここでは,       そう判定する根拠が明示的でないので,凡例語形欄にある「(---)CUKASU」をデータ       とした。以下の通り。     (b-1-1)山カード:0218.021.9999.99.8.0066.hn.jpg ---KOGU,(---)CUKASU       分類される語彙カード(1件): 0337.021.4741.92.8.0065.hn.jpg            「CUKASU」の回答語形:---CUKASU 前部分あり。       語彙カード上の記入(注記化して省く回答,以外の2つ回答):          U@so kogU@          tsU@-kasU@-          上の回答について,鉛筆書きの前部分,後部分の区切りの線とメモによれば,以下のように,                U@so|kogU@          U@so|tsU@-kasU@-              という併用の形を認めている。       「tsU@-kasU@-」の回答を前部分ありとして,認めている。       (前部分なしは認めていないことになる。)      「CUKASU」の回答語形:---CUKASU 前部分あり。(編集時のメモに従う場合)        「CUKASU」の回答語形:---CUKASU 前部分なし。(編集時のメモに従わない場合)     (b-1-2)山カード:0239.021.9999.99.8.0022.h0.jpg ---CUGU,(---)CUKASU       分類される語彙カード:1件 0325.021.4730.45.8.0021.h0.jpg        「CUKASU」の回答語形:---CUKASU 前部分あり。     (b-1-3)山カード:0241.021.9999.99.8.0026.h0.jpg (---)CUKASU,---YUU,---KADARU       分類される語彙カード:1件 0351.021.4760.02.8.0025.hn.jpg        「CUKASU」の回答語形:---CUKASU 前部分あり。     (b-1-4)0268.021.9999.99.8.1466.hn.jpg (---)CUKASU       分類される語彙カード:なし      (分類される語彙カードがないことについては,(7)を参照)      ・「(b-1-1)」の編集時のメモ(鉛筆の書き込み)に従って,(b-1-1)のケースをCUKASU       に前部分ありと認めると,前部分なしの「CUKASU」が出現している地点はないことになる。       すなわち,凡例語形は「(---)CUKASU」ではなく,「---CUKASU」とすべきことになり,       地図の凡例語形は誤りとなる。      ・もし,地図の凡例語形欄に従い,前部分なし「CUKASU」の回答の存在を認めるとすると,       上の(b-1-1)の編集時の書き込みには反するが,「U@so|tsU@-kasU@-」を認めず,      「tsU@-kasU@-」を採用したことになる。       「(---)CUKASU」のハイフンは,(b-1-1の編集時の書き込みに従えば,ハイフンのない       単独の用法はなくなり,地図の凡例語形欄にある「(---)CUKASU」ではなく,       「---CUKASU」とすべきことになる。       しかし,地点「4741.92」の回答で,「CUKASU」を「USO|CUKASU」だと認めている       編集時の判断の根拠は示されておらず,また,地図の段階で変更した可能性もある。      ・ここでは,地点「4741.92」の回答で,「CUKASU」を「USO|CUKASU」だと認めた       根拠が示されてなく,また,他の状況からも,どの段階でどう考えたのか判断が難しいので,       「---CUKASU」ではなく,凡例語形欄の語形「(---)CUKASU」のママとしておく。      ・なお,(b-1-4)は山カードのみで,分類されるカードがないが,この点については      (7)を参照。     (b-2)ハイフンがオプションのケース 2:(---)DAMASU       「(---)DAMASU」については,山カードおよびそれぞれに分類される語彙カード上の       回答を確認し,前部分がある場合と前部分がなく単独の場合の両方のケーズがあり,       凡例語形欄の「(---)DAMASU」で問題ないことを確認した。以下の通り。     (b-2-1)0209.021.9999.99.8.0048.h0.jpg ---CUKU,---YUU,(---)DAMASU       分類される語彙カード (1件):       語彙カード:1122.021.6582.73.8.0047.hn.jpg       語彙カードの記入:ウソ|ダマス       語形:---DAMASU 前部分あり。     (b-2-2)0210.021.9999.99.8.0050.h0.jpg ---YUU,---KOKU,(---)DAMASU       分類される語彙カード(1件):       語彙カード:0512.021.5636.49.8.0049.hn.jpg        語彙カードの記入:□---|ダマス       語形:DAMASU 前部分なし。      (b-2-3)0287.021.9999.99.8.0427.h0.jpg (---)DAMASU       分類される語彙カード(2件):       語彙カード:0595.021.5679.86.8.0426.hn.jpg       語彙カードの記入:□---|damasU@- しか出なかった       編集時の鉛筆の書き込み: 上の「□---|damasU@-」を指して,       「とりあげる DAMASU」の記入あり。       語形:---DAMASU 前部分なし       語彙カード:1086.021.6562.48.8.0425.h0.jpg        語彙カードの記入:語彙カードの記入:ウソ オ|ダマス       語形:---DAMASU 前部分あり      (b-2-4)0297.021.9999.99.8.0372.h0.jpg (---)DAMASU,---NUGU       分類される語彙カード(1件):       語彙カード:0690.021.5770.46.8.0371.h0.jpg       語彙カードの記入: tS\kU@-|damasU@-       語形:---DAMASU 前部分あり     (b-2-5)0306.021.9999.99.8.0209.h0.jpg ---CUKU,(---)DAMASU       分類される語彙カード(1件)       語彙カード:0440.021.5576.60.8.0208.h0.jpg       語彙カードの記入: U@so|damasU@       語形:---DAMASU 前部分あり     (b-2-6)0319.021.9999.99.8.0174.h0.jpg ---YUU,(---)DAMASU       分類される語彙カード(2件)       語彙カード:1018.021.6532.30.8.0173.h0.jpg       語彙カードの記入: ウソ|ダマス       語彙カード:1135.021.6591.57.8.0172.hn.jpg       語彙カードの記入: ウソ|ダマス  <少ない。>       語形:---DAMASU 前部分あり     以上,「(---)DAMASU」のハイフンは「(---)」でOK。   (c)ハイフンがない見出し語形      ハイフンがない見出し語形についても確認した。問題なし。      ハイフンがない見出し語形は「DAMAKASU」の1件のみ。以下の通り。     (C-1)0288.021.9999.99.8.0424.h0.jpg DAMAKASU      分類される語彙カード:1件 0049.021.1867.15.8.0423.hn.jpg      語彙カードの記入:□---|ダマカス        <ひとに向かってはウソコケ、ひとのことをだれかに教えるのにはウソツキダ。>      語形:DAMAKASU 前部分なし。     「DAMAKASU」はハイフンなしでOK。  (7)単用の山カードへの「併用」あるいは「併」の鉛筆の書き込み:4件     単用の山カードに,「併用」あるいは「併」の鉛筆の書き込みがされているケースが     あるので,意味を確認した。以下の通り確認した。    (a)ケース1:山カードに分類される語彙カードあり。     (a-1)0251.021.9999.99.8.0520.hn.jpg 凡例語形欄:---SURU    (b)ケース2:山カードに分類される語彙カードなし(山カードのみ,単独である)。     (b-1)0267.021.9999.99.8.1467.hn.jpg 凡例語形欄:---CUU     (b-2)0268.021.9999.99.8.1466.hn.jpg 凡例語形欄:(---)CUKASU     (b-3)0285.021.9999.99.8.0430.hn.jpg 凡例語形欄:---CUKAU    (a)のケースは,カードに「併用」の書き込みがあるが,分類される語彙カードはすべて単用     であり,「併用」の書き込みは,見出し語形の山カードそのもの,およびそこに分類される     語彙カードとは直接の関係がない。     なお,見出し語形「---SURU」は併用の山カードの中でも現れている。(b)の3つのケース     では,それぞれの山カード(単用)には,それによって分類される語彙カードがない。     これらのケースでは,「併用」の書き込みは,見出し語形の単独の山カードを立ててあるが,     併用の中には出現しているが,単用としては現れなかったものについて,カードにメモが     あると思われる。     ただし,併用の場合にしか出現しない語形は,同じ扱いを受けているかどうかを確認すると,     併用にしか現れない見出し語形のケースでも,必ず単用の山カードを立てている訳ではない。     鉛筆書きの「併用」は編集作業時のメモかと思われるが,資料の全体に渡る組織的な記入では     ない。この書き込みは,データには影響なし。  (8)記載のない山カード     何の記載もない山カードあり。系列8の NR カードの次に置かれているが,意味は不明。     整理番号を「9.9999」として,カードボックスの記録として,残しておく。     0205.021.9999.99.9.9999.hn.jpg  (9)再スキャンにより再インポートしたファイル     画像データベースにインポートしたファイルは,新規レコードとして追加されるため,     未ソート時に,データベースの末尾に配列されている。     なお,配列順ソート時には,正しく配列される。Excelファイルには影響なし。     (再スキャンの理由は備考欄に記入。)     0169.021.3753.88.8.0554.hn.jpg     0169.021.3753.88.8.0554.t0.jpg  (10)その他,個々のケースの対応は,画像データベース上の備考欄に記入  (11)地点数:1696 地点  4.履歴   公開年月日:2019-03-31   2019-03-31   熊谷康雄(国立国語研究所)